キャリアという意味では、私はほとんどずっと「デジタル」に携わってきました。そして、デジタル業界におけるコミュニケーションの「変革」つまり、サーチエンジン、eマーケティング、eコマース、パーソナリゼーション、Web2.0、ソーシャルメディア、モバイルプラットフォーム等の進化と共に、日本の内外で生活し、仕事をし、成長する独自の機会に恵まれてきたと思います。振り返ると、デジタルスペースの活動がほんの一握りのスペシャリストだけのものだった時代があります。彼らは閉ざされた世界で、それまでのマーケティング/メディアスペシャリストが理解出来ない言葉を使って仕事をしていました。それから時代は劇的に変わりました。
まずデジタルメディアそのものが、特殊な専門分野という位置付けから、統合マーケティングキャンペーンの中核へとその役割を変えました。さらにデジタルは「体験によって豊かにする」というそのユニークな力によって、ブランドの真のエッセンスを表現することにおいても中心的な役割を果たしています。デジタルは、ブランドがかつては出来なかった数々のことを可能にしました。それまで全くやりとりをする機会がなかった層に働きかけ、固定ファンとの会話を深め、ファンと共にブランドを築き上げるなどの試みが現実のものになったのです。
Euro RSCGにおいて、デジタルは隔離された世界や単なるおまけではなく、常に活動の中核を担っています。私がこの会社に入社した理由、すなわちEuro RSCG の市場における大きな強みは、まさにこの基本理念にあります。私の仕事は、上に述べたような活動を統括と舵取りですが、あらゆるメディアの選択肢から夢を広げ、戦略を打ち出せる人材にあふれた職場環境は、私自身にとって仕事がしやすいばかりでなく、クライアントのより大きな満足にもつながるのです。



